竹林記者の独りよがりの雑文です。泣き言、反省、得意げ、怒り・・。暇つぶしにも足りませんがよろしかったら・・。
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大宮の決勝戦は赤石聡の逃げ一車に近く、自在型の添野達夫がどうするかで展開も車券も変わる。というのがおおざっぱな推理だった。意外性のある選手だから添野は、番手で粘るのもあるし、後ろが同県の先輩2人だから先行だってなくはない。どっちだ? と悩んでいたら、添野は当日ギアを上げてきた。競りを想定しているならギアは上げない? このあいだの高松宮記念杯では山崎芳仁がギア倍数を下げて渡辺一成の番手ガードに備えたのは記憶に新しいところだ。タテの競走をするつもりなのだろう、おそらく。それがぼくの結論だったのだが……。
正攻法の添野は上昇してきた赤石だけを受け、番手で粘った。赤石の上がりが遅かったからとか、いろんな理屈も立つけれど、ともかく添野はギアを上げたがイン粘りだった。上げた倍数がわざわいしたかどうかはわからぬが、バック過ぎで前との車間が空いてしまった添野だった。
ギアを上げた真意を本人に質したわけではないし、質そうとも思わない。真相(そんな大仰なものではないが)は「闇の中」でいい。
言いたいことは一つ。ギア変更ひとつでこんなにも頭がぐるぐるまわって、何がしかの思いこみを生んで、「わかったつもり」の一時(ひととき)にほくそ笑み車券を買う。だけど実際のレースは、そして結果は。
だから競輪はやめられない。
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