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竹林記者の独りよがりの雑文です。泣き言、反省、得意げ、怒り・・。暇つぶしにも足りませんがよろしかったら・・。
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 清嶋彰一が逃げ切った立川ダービーの決勝戦の日、ぼくはホームスタンド(当時はこちら側にしか特別観覧席はなかった)の特観席3階にいた。競輪場の門には早朝から特観席確保のための列ができ、たしか朝7時ころには入室が許されたという、いまでは考えられない盛況ぶりだった。

 第1レース開始までの長い時間で憶えているのは建物に数台しかなかった公衆電話に並ぶ男たちの姿だ(携帯電話など普及していなかった)。そばで聞くとはなしに聞いていると、そのうちの何人かが会社に今日の欠勤の理由をもっともらしく電話していた。

 決勝は清嶋-山口健二-尾崎雅彦が誘導(たしか古林昭二だったと思う)をフルに使って先行、清嶋はそのまま逃げ切り、尾崎が山口を三番手から抜いて地元3人だった。

 2番車の伊藤豊明から身にこたえる額の車券を握りしめて見ていたあの立川ダービーから、なんと21年が経ってしまったことになる。清嶋はすでに東京籍に在らず、尾崎はついこのあいだ現役を引退してしまった。

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