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竹林記者の独りよがりの雑文です。泣き言、反省、得意げ、怒り・・。暇つぶしにも足りませんがよろしかったら・・。
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男気、魂、絆……。村上兄弟、特に村上兄に送られる新聞やテレビの修辞を俺はあまり好かない。というか受けない漫才を観ているような気恥ずかしさを覚えてしまう。もちろんそれは此方の「捻くれ」に因するのだろうが。いっそ選手紹介の音楽に「兄弟仁義」でも流しなさいよ。そう皮肉る俺に周りの何人かは嫌な顔をする。
しかし今日の向日町記念決勝は凄かった。素晴らしいレースだった。特に弟の方。初日のブロックも最高だったけど、平原にダメを押して最後は内の高木を締めた今日の直線は大仰だけど神々しかった。
誰かの歌の文句を借りるが、「魂、転がす競輪」を見させてもらった。
村上兄弟に感謝と賛辞を送りたい。
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三ツ井勉と矢口剛士の競りに興奮した。無理せねば3番手もあった矢口だがそんな此方の「心配」は無用だった。もう一度行ってきっちり激しく競った。勝った三ツ井は4角番手もへとへとで着外、負けた矢口は千切れての九着ゴールだった。
最近ありがちな競りに行ったはいいけど3番手入れちゃったからいいやとか、全力で競ってないもんだから競り負けてもどっかからもう一回来ちゃうとか。昔の競輪では考えられない「競ってるもん同士」の車券がけっこうあるなか、素晴らしい? 共倒れだった。
ひさしぶりに「良いドラマ」を見させて貰いました。
高田馬場駅構内にあるスターバックス。カウンター席の男が珈琲片手に「アオケイ」を読んでいる。。互いに西武園駅に接続する急行電車を待っているのだ。カプチーノでも奢りたい気分だ。

昔は競輪開催日ともなれば国分寺から西武園駅に何本も直通電車が走り、駅前の喫茶店は競輪新聞を持つ客で占領された。ホームの立ち食いで蕎麦を掻き込み出陣するファンも目立った。
飯田橋の喫茶店では前夜版の「黒競」で予習? に励むファンが幾人もいた。新宿歌舞伎町の書店には関東各地の競輪予想紙が並び、明日まで待てぬ競輪党で賑わったものだ。
もう何年も前に黒競は廃刊、いつの間にかコマ劇場前の本屋も姿を消し、新宿歌舞伎町のシンボルでもあったコマ劇場自体も閉館の憂き目に遭う。
時代は流れたのだ、確実に。

電車が西武園駅に着いた。客の流れとは逆、験担ぎの「マイ・ロード」を歩く。こぢんまりとした駅舎が見える。鮮やかな青空の下にそれはちょんぼりと座っているみたいだ。
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