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竹林記者の独りよがりの雑文です。泣き言、反省、得意げ、怒り・・。暇つぶしにも足りませんがよろしかったら・・。
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西武園のS級シリーズは平原康の欠場で飛車格落ち、否、王様抜き(そんな将棋はありゃせぬが)の三日間になってしまった。オールスターから間がない開催だ。あの五日間の激闘はどうしたって体躯に堪えよう。
そのオールスターの関東3人の走りについて色んな意見を耳にする。先の寬仁親王牌の決勝に関しても同じ論調だったと思う。
平原-武田-神山とタイトル・ホルダーが並んでブン回すのは如何なものか? 行くだけ行ってあとは番手捲り、あれじゃ平原に勝つ目はない。
ごもっとも。否定はしない。ファンは皆自分が思い描く「競輪のロマン」を各自の胸に内包しているのだから。
ただあの「関東作戦」の否定派は親王牌、オールスターの「車券の人気」に対してどう解釈するのだろう。親王牌は神山-武田が一番人気、オールスターは武田-神山で、三番手の神山が差す方が次位だった。言い換えればどっちも、平原が飛び出して武田-神山で番手スパードする車券を支持するファンが大勢だった。より正確を期すなら、「その展開」に最も多くの金が投じられたのだ。
一番人気が正義だなどと叫ぶつもりは毛頭ないが、番手捲りだと思い描きそのとおりにレースが進んだときの、競輪ファンしか味わえぬ一種独特の「快感」は尊重されねばならない。
誰も来てないのに番手捲りは……と言うのも分からない。そりゃ番手がマーク型なら直線まで待つしかない。踏む距離が限られているのだから。だけと番手は先行型の武田なのだ。ここから踏めば1着と思えば後ろを見ずともスパードするでしょう。番手を回るなら追込み型になるべきだという意見もあろうが、ファンは平原-武田-神山を先行ー先行ー追込みの並びと認識して車券を買っているのだ。
犠牲的な走りを諫める記事にも屈せず、神山、武田を慮る逃げを敢行した義侠固い平原を、男だなあと俺は思う。

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