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竹林記者の独りよがりの雑文です。泣き言、反省、得意げ、怒り・・。暇つぶしにも足りませんがよろしかったら・・。
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 演歌歌手のステージ司会みたいな名調子を気どっている実況もあれば、やたら興奮しているものもある。なにもそこまで大げさにというファンもいれば、いやいや、あのぐらいエキサイトしてくれたほうがと擁護するファンもいよう。だけどレースのスピードアップに口がついていけない中部の某の実況はどんなものかとぼくは思ってしまう。そしてなにより競輪の実況で閉口なのは、「ゴール」が正確でない無責任な実況である。平気で1着を間違う実況は論外(これがけっこういるんだ)として、1/4輪は差があるのに激戦・きわどいと逃げてしまう実況も二流であると言いたい。

 そういう意味で埼玉の競輪場を中心に実況をしている綿貫弘氏は一流である。氏は独特の表現で人気のある司会であるが、その「綿貫節」もさることながらぼくが瞠目するのは、氏の実況のゴール線、1着、2着、3着の正確さである。よくぞそこまでと感心するぐらい氏は、かなりきわどいゴール態勢の優劣を断じようとする。そしてまず間違えない。「うーん……これは……」と態度を保留したときには長い写真判定必至で、結果同着というケースもけっこう多いと思う。

 きわどいゴールに自分の車券を照らしながら「どっちなんだ?」と綿貫弘の実況にすがったことがあるファンも多いのではないだろうか。「わずかに態勢有利は5番」の言葉が天使の囁きに聞こえるか、悪魔の突き放しとなるか。

 ゴール線の正確さが競輪実況の「いのち」であることがわかっていない中部の某や関西の某に、綿貫氏の爪の垢を煎じて送りたい。

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