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竹林記者の独りよがりの雑文です。泣き言、反省、得意げ、怒り・・。暇つぶしにも足りませんがよろしかったら・・。
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 競輪選手とは一種の職業である。

 競輪選手はプロのスポーツ選手である。

 そして競輪選手は競輪という興行における「商品」とも言える。物扱いは困る、人間だなどと言うなかれ。「加藤慎平は競輪界が誇り提供する商品である」という意味での商品だということだ。

 

 先日の立川競輪場はS級A級とも東西混合だった。A級には関西だか中部の選手でほとんど9着ばっかりというのが2人参加していた。失礼な判断になるが、誰が考えても「あきらめた」選手、つまり競輪選手を「やめる」ことを覚悟した2人だった。競走も無気力なんてもんじゃない。捲られてずるずる下がってきた先行屋だろうが、競り負けてこぼれ飛んだ選手だろうが皆拾って(前に入れて)しまうのだ。この2人が走っている競走では2人の8、9着が確定で、言い換えれば2人以外の選手は7着以内が確定なのである。

 引退(正確な意味で引退と登録消除は違うと思うが、ここでは触れません)を覚悟した選手が、ラストランまでの数ヶ月間をケガのないよう「安全走行」で過ごすことを非難する気はありません。慣れ親しんだ地元地区を「流し」ながら去ってゆく選手に声をかけたいファンもいることでしょう。しかし遠征の馴染みのない選手が「それ」じゃぁねえ。タイトルホルダー、昔の全国区というなら譲るけど、関東のファンが見たこともない選手、しかもじきにやめるであろう無気力選手なのだから。

 その「商品」にどれだけの「価値」があるのか? それは商売の鉄則であろう。あの2人の選手に、高い交通費を支給してまで関東のファンに「提供」するだけの価値があったと誰が言えるだろう。

その立川競輪場で明日からダービーが開催される。「価値ある商品」ばかり? が集うG1最高峰のレース、「いいドラマ」見させてください!

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大宮は三上隆の優勝。先行型3人で並ぶラインの「威力」をまざまざと見せつけられた決勝戦でした。

7番手になった阿部秀が一気に巻き返しにゆく。すごいダッシュに工藤政や三上は離れ気味なんだけどそこは先行選手、「脚」で追いつく。バックでは阿部がまだ「生きている」感じなのにかまわず工藤が番手から自力発進。その工藤を直線は三上が思いっきり交わして1着、工藤は粘れず3着に。

同年齢-同年齢-年長と並んだ青森ライン。察するに同年齢2人の思惑は「先輩にとらせたい」だったのでしょう、おそらく。

こういうレースを好く好かないは各人各様でありましょうが、これだから競輪はおもしろい! とぼくは言ってしまいたい。

13日の大宮決勝は同県ラインばっかり。

福田直-黄金井憲-田仲剛で地元が3人、阿部秀-工藤政-三上隆で青森も3人、宮内善-矢島信の群馬には神奈川の梶山一がつける。

昔の競輪だったら、先行型-マーク型-マーク型の地元ラインが一番しっかりしているとなるのだろうけど、いまの競輪は先行型-先行型-先行型と並ぶ青森ラインみたいなのに車券の「食欲」がわくファンは多いし、ぼくもそのうちの一人だ。

「同県」の「間柄」を想像するのも楽しい。

「とにかく逃げろ、おれを勝たせろ」と先輩が言うか「無理にいくことはないぞ、好きなレースでいい」と優しいか。「先輩、ジャンからいきますから」背筋を伸ばす後輩もいれば、「まくりでいいすかねぇ、逃げるのはおれ、ちょっと……」と現代っ子気質の馴れた口調が聞こえてきたりして。

ちなみに地元は後輩(25)-年長の先輩(44)-先輩(42)の並びで、青森は同年齢(26)-同年齢(26)-年長(28)、群馬は後輩(24)-先輩(45)。さあ、先輩後輩の胸のうちはいかに?

視点をかえて。

この9人のなかで前の人に義理のないのは、言いかえると裏切ってもいい立場にいるのは梶山だけだ。梶山だけはさっさと切り換えてもいいと考えれば別のラインから梶山を絡める車券は妙味ありだ。ということで埼玉テレビでのねらい目は工藤-三上-梶山の3連単にしました。

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