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竹林記者の独りよがりの雑文です。泣き言、反省、得意げ、怒り・・。暇つぶしにも足りませんがよろしかったら・・。
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怒号と野次の凄さは競輪場の名物だった。「だった」とあえて過去形で記したのは、2万人のファンの怒号が集中した様は別格だからだ。しかもその2万人の平均年齢はいまより20歳若くなるのだから、そのエネルギーも半端じゃなかったことを理解されたし。

入場が減り、ファンもお年を召しそれなりにまるくなれば、野次の毒々しさも薄れるというものだが、どっこいどこの競輪場にも「いい野次」飛ばしてくれるおやじは健在なのだ。

川崎4Rは大本命の福田知也が飛んで(負けて)騒然となった。川崎野次将軍のきつい一言が周りを煽り、場内は「野次のハーモニー」につつまれたのだった。

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 蒲田駅を過ぎ、多摩川を渡ると川崎駅だ。多摩川の河川敷と堤にはホームレスのハウスが点々と在った。ダンボールハウスなどは昔の話、いまはビニールシート製に進化している。

 川崎の入場が2万人割ったら競輪は終わってしまうだろう……どころじゃない、天下の桜花賞初日に集まったのは1万にも全然満たない数だった。

それでも酒席でぼくは若い記者に、川崎に常時2万5千人が入った時代を説く? しかし若者は「はぁっ?」という顔。そう、お笑い芸人、マチャマチャの決め口調がいまにも飛び出しそうな態度なのだ。

「駅を降りたら人の列が続いてるんだ。だらだらとしか前に進めない。そう、競輪場から続いているんだよ、その列は」と某先輩が、在りし日の川崎競輪場の賑わいのすごさを教えてくれたことがある。実際そこまでではないにしても、この時間じゃ残り3個レースがいいとこだなと駆けつけた川崎で、あまりの混雑で発走時間が遅れに遅れており、悠々と4レース楽しめたという経験がぼくにもある。場外発売、電話投票、テレビ中継が頻繁ないまの時代にはあり得ないことだが。

「川崎の入場が2万を割るようになったら競輪も終わる」と誰が言ったか、書いたか。

いまとなっては一笑に付されるのかもしれないが、当時は、競輪最盛期には、誰もがそのとおりだとうなづく「分析」であった。

その川崎で明日から、57周年記念・桜花賞が開催される。

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