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竹林記者の独りよがりの雑文です。泣き言、反省、得意げ、怒り・・。暇つぶしにも足りませんがよろしかったら・・。
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 9月2日からは花月園競輪場でオールスター競輪が開幕。

 5日制になって2回目の「オールスター」となる。

 予選でのポイント方式には賛否両論あろう。5個もある準決勝の数には、水で薄まっただけと酷評する人もいれば、準決勝は競輪の「肝」なんだから大いに歓迎と言う人もいる。

 ま、だからといって否定論者も「だから俺は買わない」とはいかない、だって競輪ファンなのだから。

 9/4と9/5は「オールスター競輪」真っ最中の花月園記者席から(記者室通信のコーナーで)レポートする予定です。

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 昔の京王閣には特別観覧席などというものはなく、100円、200円、300円の粗末な指定席があるだけだった。100円の席などは雨が降れば傘が必要なほどだったが、すぐ前がゴール線で迫力はあった。当時の記者席はその指定席の上段にあった。その記者席に何回か阿佐田哲也氏が訪れていることを先輩記者から教えられたとき、新米のぼくは心躍らせたものだ。

 作家・阿佐田哲也がこんなような内容の文章を残している。競輪選手の調子は三ヶ月が目安と。好調も続いて三ヶ月、調子悪くても……。(原本が見つからぬので正確ではないかもしれませんが)

 言いえて妙の「教え」は当時の競輪にたいしてかなり有効だった。予想にも役立ったと思う。しかしいまの競輪ではどうだろう? レース間隔、特別競輪の数など当時とはまるで違う状況がそうさせるのかもしれないが、この選手、実戦で調整しているか? という場面に出くわすくらいだから、「三ヶ月」はなんの目安にもなりゃしない。

 某競輪場の最寄り駅に隣接するビルのなかにある飲食店での目撃談。

 中年の男性が2人、ビールを飲みながら話しこんでいる。椅子に置いた鞄から競輪の新聞がのぞいているので競輪帰りらしい。今日の準決勝についての反省会かしらと耳を向けてみたら……。

「50を越えていちばん気をつけなきゃいけないのは、やっぱりあれだな」

「あれって、なに」

「ベルトだよベルト」

「ベルト?」

「うん、ほら。若いときはズボンはいてからベルト通してもだいじょうぶなんだけど、歳とってそうやると、けっこう穴に通しそびれる。これがひとから指摘されると恥ずかしんだ、顔が赤くなる。だから、もう50越えたら、ズボンはベルトを通してからはかなきゃダメよ」

「なるほど」

 

ズボンハベルトヲトオシテカラ、ぼくは心のなかで反芻した。

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