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竹林記者の独りよがりの雑文です。泣き言、反省、得意げ、怒り・・。暇つぶしにも足りませんがよろしかったら・・。
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 高松宮記念杯決勝の車券を打とう(電投残額僅かで「打つ」というよりちゃらちゃら参加するという感じ)としていたら家人が、②⑦⑨を買ってくれと言った。3連単? 複にすると言った。何故に②⑦⑨なのかと尋ねたら、テレビでびわこは②⑦が一番で⑨も多かったと返した。びわこ競輪場の出目でもテレビで見たらしい。我が家のテレビのチャンネルはスピード390に合わさっている確率がかなり高い。したがって家人がテレビのスイッチを入れた時にびわこ特集が画面に現れたとしても不思議ではない。

 その②⑦⑨の3連複を買ってから、さて何を買おう? どうせ当たらないなら乗ってみようかとも一瞬思ったが、やっぱり何がしかの理由付けを探して荒井から買った。

 ②⑦の2車単でもこの配当かあ。ぼやく私の傍で家人は、早々消えてしまった⑨が巻き込まれた落車に釈然としないみたいだ。

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 選手紹介でばっちり競っていたのに本番は競りの影すらなし。

 そんなレースが今日の大宮競輪で二レースもあった。十一分の一の高確率だ。

 じかじゃなくあとから競りにいくつもりがタイミングを逸してしまい……そんな言い訳など効かない駄目レース二つだった。

 場内にはファンの憤りとあきらめが混じる悲しい風が舞った。

 「戦犯」たちよ、君らにこの風の痛みを想像する感受性があるか!

 競輪場で若者を見るとうれしくなる。

 華やいだG1最終日の競輪場には若い男女の団体もめずらしくないが、客も疎らな平開催(F2)の場内での若い人間は目立つ。金網に沿って歩いている若い男にはシンパシーに似た感情が起こったりもする。

三十年近く前の俺だ。

 三十年近くさかのぼっても、競輪場における俺みたいな若いやつは圧倒的少数派だった。(したがって現在の競輪ファン人口の構成比など当時から推して知るべしなのだ、と何かに記した気もする。)

 競輪場内のベンチに一人たたずむ若者がアオケイを読んでいる。考えている。そんな光景を見るとき、俺の背筋はちょっとだけ伸びる。

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